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おぼえがき

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Windowsで使われるアイコンの寸法

Windowsで使われるアイコンの寸法(ピクセル)を調べた。その結果、プログラムに使うアイコンは16、20、24、28、32、40、48、56、60、64、72、84、96、256ピクセルの画像を用意すればよいことが分かった。


調べた結果は以下の通り。

  • アイコンの基本寸法は16、32、48ピクセルであり、最大寸法として256ピクセルがある。
  • ディスプレイ設定の表示スケール率を100%から変更した場合は、基本寸法にその倍率を乗じた寸法の画像が使われる。
  • ただし、大アイコンに限っては常に256ピクセルの画像が縮小表示され、特大アイコンは常に256ピクセルである。
  • よって、(基本寸法:16、32、48ピクセル)×(表示スケール率:100%、125%、150%、175%、200%)の寸法の組み合わせと256ピクセルの画像があればよい。

詳細は以下の表の通り。

  • 「表示寸法」列の太字表記は、その寸法のアイコン画像が表示されることがあることを示す。
  • imageres.dll」列はWindowsの各バージョンの%SystemRoot%\system32\imageres.dllに含まれるアイコンにある画像の寸法を示す。
  • 「ディスプレイの表示スケール率」列はアイコン表示の寸法がWindows 10のディスプレイ設定の表示スケール率100%、125%、150%、175%、200%のどの率で表示されるかを示し、「(16)」「(256)」の表記がある項目では、アイコンの16または256ピクセルの画像が拡大/縮小表示されることを示す。
表示
寸法
倍率imageres.dllディスプレイの表示スケール率
タイトルバーフォルダーデスクトップ
XP
Vista
7
8
10
DPI非対応
DPI対応
特大アイコン
大アイコン
中アイコン
小アイコン
一覧
詳細
並べて表示
コンテンツ
大アイコン
中アイコン
小アイコン
16 16×100% 100% 100% 100% 100% 100%
20 16×125% 125%
(16)
125% 125% 125% 125%
24 16×150% 150%
(16)
150% 150% 150% 150%
28 16×175% 175%
(16)
175% 175% 175% 175%
32 16×200%
32×100%
200%
(16)
200% 200% 200% 200% 100% 100%
40 32×125% 125% 125%
48 32×150%
48×100%
100% 100% 150% 100% 150%
56 32×175% 175% 175%
60 48×125% 125% 125% 125%
64 32×200% 200% 200%
72 48×150% 150% 150% 150%
84 48×175% 175% 175% 175%
96 48×200%
96×100%
100%
(256)
200% 200% 100%
(256)
200%
120 96×125% 125%
(256)
125%
(256)
135 150%
(256)
144 96×150% 150%
(256)
175%
(256)
150 200%
(256)
168 96×175% 175%
(256)
192 96×200% 200%
(256)
256 256×100% 100%
125%
150%
175%
200%

この結果、大アイコンは常に256ピクセルの画像が縮小表示されること、特大アイコンは表示スケールに関わりなく常に256ピクセルであること、基本となる16、32、48ピクセルの100%、125%、150%、200%の大きさの画像と256ピクセルの画像を用意すればよいことがわかる。

なお、Windowsのアイコン・ファイルに収録できる画像の最大寸法は256ピクセルである。

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